こんにちは。ゆるっとぬるっとです。
今回紹介したい書籍は『イシューからはじめよ 知的資産のシンプルな本質』著者:安宅和人になります。
著者(安宅さん)は下記の通り凄い経歴の持ち主。紹介する本書は、経済界のみならず、アカデミア官公庁の世界でも高く評価されている。
安宅和人
・慶応義塾大学 環境情報学部教授
・ヤフー株式会社CSO
・データサイエンティスト協会理事
・マッキンゼー入社
・イェール大学脳神経学科プログラムに入学
本書を紹介しようと思ったきっかけは私自身、本業はサラリーマンをしていますが、仕事の中でアウトプットの出し方が下手であり苦手です。
そんな中出会った本書で学ばせていただいた思考法を、『生産性がイマイチ上がらないよ。』と思う方に紹介するためブログにしたいと思います。
今回の書籍で学べること
①生産性を上げるためのイシューの思考法
②価値の高い仕事とは
③悩むと考えるの違い
④本当の課題を見極める力
そもそも『イシュー』ってなに
本書ではイシューとは本当に取り組むべき課題を見極める力のことと説明してくれています。生産性の低い人の特徴として、ただがむしゃらに頑張っていることが多いと。
逆に生産性が高い人は、最短距離でバリュー(価値)の高い仕事をしていると。
バリュー(価値)の高い仕事とは
ではバリューの高い仕事とはなんなのか?本書ではバリューの本質とは『イシュー度』と『解の質』の2軸から成り立っていると説明しています。
イシュー度つまり『解くべき必要性の高低』もう一つ解の質『イシューに対する答えの明確度合い』。このイシュー度x解の質によりバリューの高い仕事が生まれるということ。
上記図マトリクスの右上に来るように考えることを考え価値の高い仕事を見出すことが大事であると言うこと。
『考える』と『悩む』の違い
考えているようで悩んでいるだけになっていませんか?考えると悩むの違いとは?
・考えるということは答えが出ることが前提
・悩むということは答えが出無いことが前提(考えるふりをしている)
ビジネスですべきは考えることであり答えが出ることを前提にしなければいけないと本書は解説してくれています。
良いイシューとは?
では良いイシューとはなんなのか?
1)本質的な選択肢である(その先の検討の方向性に影響を与えるイシュー)
2)深い仮説がある(深い仮説、非常識なイシュー(常識を疑う)
3)答えが出せる
本質的な選択肢とは。。つまりそもそも論ということ。
なぜなぜ分析に近い考え方、思考法。商品の売り上げを上げるためには拡充がいいのか?新商品の開発がいいのか?というのは本質的な選択肢ではない。
そもそも、この商品はこれいじょう売れ無いのか?、やり方次第で売れるのか?そもそも、商品の販売方法に問題があるのでは?と深掘りすることで本質的な選択肢が見えてくるのです。
深い仮説とは。。
先ず1つは常識を否定する。もう1つは新しい構造で説明する。著者はそんな常識を見落とすなんてあり得無い。ということを業界トップの企業プロジェクトで発見してきたそうです。
一般的に信じられている信念、前提を突き崩せないか常に考えることが大切と著者は教えてくれている。
答えを出せるか。。
そもそも答えが出せ無い問題に取り組んでい無いか?を見極めることも大切と本書は教えてくれています。解決しない結果が出無いことをイシューとして設定をしないと言うこと。
最後に
まとめ
何故イシューから始めるのか
・イシューから始めることで効率的に高い成果が出せる
・その問題の答えを出す必要性を高めその上で答えの質を上げ生産性を高めることができる
如何だったでしょうか?
本書を読んだ感想は正直、難しいです。一度読んだだけではなかなか理解できなかったですが、読み返すことで生産性を上げるための思考法を学べました。
生産性を上げる思考法を学びたい方には是非読んでいただきたい。
ではまた書きたいと思います!
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